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人気連載:シェフのイタリア料理旅 シェフの門平光正さんが、イタリアでの修行中に出会った本場の料理を紹介します

2026年01月28日 【vol.23】豊かな美食の街で豪華なカツレツを堪能

今回は、美食の街として知られるボローニャの「ボローニャ風カツレツ」をご紹介します。

イタリアのカツレツといえば、ミラノ風やヴァッレ・ダオスタ風なども有名ですが、なかでもボローニャ風はその豪華さが際立っています。
作り方は、パン粉をつけた仔牛肉を揚げ焼きにしてから、生ハム、たっぷりのパルミジャーノチーズをのせて、肉のブロードやバターを加えて蓋をして、チーズが溶けるまで蒸し焼き、またはオーブンで焼く、というもの。

生ハムもパルミジャーノチーズも、ボローニャと同じエミリア・ロマーニャ州で生産される贅沢な食材で、これらを組み合わせることで、よりリッチな味わいが生まれます。



パルミジャーノチーズがたっぷりかかったボローニャ風カツレツ

ボローニャは古代ローマ時代から続く街道沿いにあり、古くから物流の要として栄えてきました。
地域は豊かで、人々は手の込んだ料理を作る余裕があったようです。

チーズの使い方も、ミラノ風カツレツはパン粉に少量のチーズを混ぜるだけ、ヴァッレ・ダオスタ風はチーズを肉で挟みますが、ボローニャ風は生ハムにプラスしてパルミジャーノチーズをふんだんにかけます。
熱で溶けたチーズがブロードを吸ったカツレツに絡み、口にすると深い旨みが感じられます。

とても贅沢な一品ですが、大きくてカロリーも高め。ボローニャのレストランで僕は一人でなんとか完食しましたが、もし何人かで行けるなら、シェアして楽しむのがおすすめです。


大きなチーズやハムなどがたくさん陳列された、ボローニャの肉屋さん


2024年12月9日、「全国イタリア料理コンクール2024」(在日イタリア商工会議所主催)で優勝しました!

シェフ 門平光正
「アズーリ」(南区)などを経営する(株)ノースコーポレーションの店のシェフとして活躍中。


ナビゲーター 門平 光正

ナビゲーター:門平 光正

イタリアでは、ミシュランで1つ星を獲得した店の立ち上げスタッフとして、メイン料理を担当。帰国後は「アズーリ」などを経営する(株)ノースコーポレーショングループの店のシェフとして活躍中。