今回は、美食の街として知られるボローニャの「ボローニャ風カツレツ」をご紹介します。
イタリアのカツレツといえば、ミラノ風やヴァッレ・ダオスタ風なども有名ですが、なかでもボローニャ風はその豪華さが際立っています。
作り方は、パン粉をつけた仔牛肉を揚げ焼きにしてから、生ハム、たっぷりのパルミジャーノチーズをのせて、肉のブロードやバターを加えて蓋をして、チーズが溶けるまで蒸し焼き、またはオーブンで焼く、というもの。
生ハムもパルミジャーノチーズも、ボローニャと同じエミリア・ロマーニャ州で生産される贅沢な食材で、これらを組み合わせることで、よりリッチな味わいが生まれます。

パルミジャーノチーズがたっぷりかかったボローニャ風カツレツ
ボローニャは古代ローマ時代から続く街道沿いにあり、古くから物流の要として栄えてきました。
地域は豊かで、人々は手の込んだ料理を作る余裕があったようです。
チーズの使い方も、ミラノ風カツレツはパン粉に少量のチーズを混ぜるだけ、ヴァッレ・ダオスタ風はチーズを肉で挟みますが、ボローニャ風は生ハムにプラスしてパルミジャーノチーズをふんだんにかけます。
熱で溶けたチーズがブロードを吸ったカツレツに絡み、口にすると深い旨みが感じられます。
とても贅沢な一品ですが、大きくてカロリーも高め。ボローニャのレストランで僕は一人でなんとか完食しましたが、もし何人かで行けるなら、シェアして楽しむのがおすすめです。

大きなチーズやハムなどがたくさん陳列された、ボローニャの肉屋さん
2024年12月9日、「全国イタリア料理コンクール2024」(在日イタリア商工会議所主催)で優勝しました!
シェフ 門平光正
「アズーリ」(南区)などを経営する(株)ノースコーポレーションの店のシェフとして活躍中。





