白トリュフ×バルバレスコで至福のひとときを
オリンピックの開催地としても知られるピエモンテ州のトリノ。
近郊にはアルバという小さな町があり、最高級白トリュフの一大産地として世界的に有名です。
アルバでは毎年秋になると「白トリュフ祭り」が行われ、トリュフを買い付けに来る業者はもちろん、多くの観光客が訪れ、大変にぎわいます。
地元のレストランでもこの時期は白トリュフ三昧のメニューが提供され、人気を呼んでいます。
白トリュフは黒トリュフより香りが強く、希少性が高いのが特徴です。
基本生のままスライスして、色々な料理にかけて食べます。
白トリュフで香り付けをすることで料理がぐっと華やかになり、リッチな気分を味わえます。
トリノの周辺は、イタリアを代表するワインの銘醸地です。
ネッピオーロというブドウ品種を使用した「バローロ」と「バルバレスコ」の2銘柄が特に有名で、
前者はその重厚感から「ワインの王」、後者はエレガントな個性から「ワインの女王」と呼ばれています。
また、マスカット種を使用した「アスティ」も知られています。
マスカットの香りが豊かで、飲み口も非常に柔らかく、食前・食後の定番酒として人気です。
この地には長期熟成されるワインが多く、しっかりとした味わいと長く続く余韻を楽しめます。
香り高い白トリュフと、重厚で深い余韻を持つワインとの組み合わせ。
これぞイタリアの秋の贅沢と言えるでしょう。