男と女のQ&A

って何?って何?

~親子編~

娘と夫の距離に違和感を感じる

Q.中学2年生の娘がいます。小学5年生の時に初潮を迎え、身体的発達という点では、ほぼ標準的だと思います。身長も体重もクラスでほぼ真ん中くらいです。小学3年生の時に部屋を与えベッドを入れてやりましたが、6年生くらいまで私のベッドに潜り込んでくることもありました。中学生になってからは、食事が済むと部屋にこもることも      多く、私とはある程度距離を置いています。ところがお風呂は夫と入ることがよくあります。夫は「赤ん坊の時から一緒に入ってきたんだ。別にどうってことないだろ」と言うのですが、女性の身体になりつつある娘との関係としてはかなり違和感があります。朝、出かける時間が重なったときなど、二人で腕を組んで歩くこともあるようです。

夫婦関係を見直し
時間と空間の共有を
A. あなたとお連れ合いとの関係はうまくいっていますか? というのは、お娘さんと父親との関係はあまり普通ではないからです。きっとお連れ合いは本来あなたに求めるべきことをお娘さんに求めているのです。
 夫のいびきがうるさいとか、夫の帰りが遅くてよく眠れないとかの理由などで、夫婦別室になっていませんか?お娘さんはすでに月経もある中学2年生。第二次性徴と呼ばれるこの時期は男女とも性ホルモンの分泌も盛んになり、身体的にも急激な成長が見られ、男の子は男らしい、女の子は女らしい体つきになります。身体の変化と共に精神的にも変化が著しく、親や教師といった大人よりも友人との関係を大切にするようになります。自意識に目覚め、自己洞察力が豊かになってくるのもこの時期です。それまでの子どもとしての性格から理性的で忍耐強い大人としての性格も育ってきます。大人をまねて背伸びした行動を取りたがり、身近な大人に対しては反抗的になったりもします。あなたのお娘さんのように心身とも父親との距離が近いのは、精神的発達が幼児期から抜けきれていないと思われます。
 子どもが自分の性役割を意識していくのは同性の親を「同一視」することから始まります。3歳くらいから男の子は父親、女の子は母親を観察し、行動を真似するようになります。幼ない子どもが「ママと結婚する」とか「パパのお嫁さんになる」とか言うのもそういった傾向からです。時に同性親をライバル視することもあります。父親が多忙で家庭を顧みず、母親が夫に向けるべき愛情を子どもに向けたために母子密着が起こり、「マザコン男性」が出来ることがよくあります。あなたのご家庭の場合その逆ですね。
 夫娘の関係に違和感を感じているこの機会に夫婦関係を見直し、お二人でしっかり向き合ってみてください。お娘さんにとっては「第二の誕生」ともいわれ、親以外の男性に興味を持ち、親との相互依存、父子密着から自立する大切な時です。あなたはお連れ合いと心身ともに時間と空間を共有するよう努力してみてください。きっとお娘さんはお父さんから離れ自立されるはずです。このままでは、お娘さんだけでなくご夫婦の今後も違和感を感じるいびつな関係になってしまいます。


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