こころのQ&A
「私って何?」
~カウンセリングの現場から~


case3
 子どもの教育方針で姑と意見が対立する

. 結婚して7年になります。夫の実家とは歩いて15分ほど。時々家族で両親のところを訪ねたり、両親が我が家を訪れたり。関係は悪い方ではないと思いますが、先日両親と一緒に食事をしたとき4歳の娘が落ち着かず、何度座って食事をするように言っても食卓の周りをウロウロして言うことを聞かないので、私が娘の太もものあたりをピシャッと叩いて座らせました。すると母にいき

    

なり「叩いてまでしつけをしなくても。あなたはいつもそうするけど、子どもはもっとのびのび育てなきゃダメですよ。せっかくの楽しい食事が台無し」とかなり強い口調で言われました。私は、父と母の前だからこそ、きっちりやらせたいと思ったのに…。母は普段から私の子育てには不満があるように感じます。

 

夫婦で話し合い両親と仲良くする努力を

. 「父と母の前だからこそ」というあなたの思いが裏目に出て「かなり強い口調」で叱られてしまい気分を悪くされたことでしょう。お子さんの4歳という年齢は、自己主張が強くなり自分の意志を通したり、反対に周囲への配慮から自分で自分の行動を制御する力を持ち始める時期です。お子さんは、ご両親の前だからきっちりやらせたいという嫁であるあなたの様子と、孫のすべてがかわいくて仕方がないという祖父母の様子をすべて見て取っての“ウロウロ”だったと思います。それを「ピシャッと叩いて」しまったので、お姑さんの出番を作ってしまったようですね。お姑さんは孫に対し「悪事を叩き、弱きを助ける」アンパンマンのようにかっこよく登場できて、おそらくいい気分だったと思います。

 お姑さんは孫、息子、夫の前で嫁よりいい子育てをしてきたこと、又お孫さんにとっておばあちゃんは正義の味方であることを示したかったのでしょう。ですから、こういう場面でお子さんをどう扱ってもお姑さんは必ず反対のことを言うはずです。要するに「ウロウロさせておけばさせておいたで文句を言う」「ウロウロしていることを怒れば怒ったで文句を言う」ということになります。

 私は7年の間、これだけの関係を作ってきたあなたは、ずいぶん頑張って姑孝行をしてこられたのだなあと感じました。むしろ「夫の両親の前だからこそ」と頑張ってきた7年間の疲れが、あなた自身の中に出てきたのではないでしょうか。この辺で、そのあなた自身をちょっといたわってあげてみませんか。もし、ご両親との行き来の回数や内容が負担になるようでしたら、ご夫婦で話し合って工夫をしてみてはいかがですか。例えば、ご家族で行き来するパターンだけでなく、あなたとお子さん、お姑さんの女三人で出かけるとか、お子さんを夫に任せてあなたとご両親の三人で食事をするとか…。もしかすると、お互いに新しい関係が作れるかもしれません。一生懸命、ご両親と仲良くしようと努力してきたあなたの誠意は、必ずお姑さんに通じるはずです。


ブログへ
こころのQ&Aインデックスへ