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中学進学が心配な息子

Q. 小学6年生の息子と4年生の娘がいます。息子は優しいおっとりタイプ、娘は要領がいいちゃっかりタイプです。その息子のことです。1学期は、小学校最終学年ということもあり、とても前向きで、妹や下級生の面倒をよく見て、いきいきと学校に通っていました。学校でもいくつかの役職を引き受けて、しっかりこなしているようでした。

ところが10月あたりから様子が一変して、荒れる日が多くなりました。怒って物を投げつけたり、壁を蹴飛ばしたり…。進学する中学校は先生が大声で怒鳴るとかいじめが横行しているという評判なので心配なようなんです。夫とも相談して、何らかの方法で住所を移すことも考えたのですが、息子は「友達と別れるなんて絶対いや!」と言っています。

 

A. 息子さんはとても正常な発達段階をたどって成長されています。今までは優しくおっとりしていて妹や下級生の面倒をよく見たり、学校でもいくつかの役職を引き受けるリーダー的存在、いわゆる優等生タイプのいい子。これは彼の大切な持ち味です。でも、人間には親とは異なった人格を〝自分〞と認める時期、「自分って何?」「どこへ向かって歩こうとしている?」と自分の心に問いかける時期があります。本格的にこの問いに苦悩するのは思春期ですが、その前段階として、ギャングエイジと呼ばれる小学生後半の時期は子どもの身体から大人の身体への移行期で、急速な身体の成長に心がついていけず、不安になって暴れたり、親に反抗したりします。親の言いつけを守っていた自分とは違う自分を意識し、親の意見や先生の意見に違和感を覚え、〝自分〞を特別の人間として自覚し始めます。その自己表現がうまくいかず親や先生からは〝荒れている〞という風に見えたりするわけです。

実際本人の心の中も疾風怒濤が吹き荒れている感じなのでしょう。「言語による表現」が間に合わず、荒っぽい「非言語表現」になって現れたりするのです。「友達と別れるなんて絶対いや!」と言っているのは、見事な「親離れ宣言」。独立・自立の一歩を大きく踏み出そうとしていると言えるでしょう。

私たち親は、いつまでも子どもを保護することはできないのですから、〝親より友達が大切〞と独立宣言をした息子さんに〝よし!〞とOKサインを送りつつ、物を投げたり、壁を蹴飛ばしたりすることには〝NO〞の意思表示をしましょう。ただし、こちらも乱暴に怒鳴ったり叩いたりするのではなく、落ち着いて制止してください。くどくど言うのも効き目がありません。きっぱり、すっきり「乱暴しないで、話があるなら聞く」という親の毅然とした態度の中にも愛を込めて伝えてください。そして「中学なんて行きたくない!いじめられたり先生に怒鳴られるのはイヤ!」と言われたら、「大丈夫だよ」と言うのではなく「そうなんだぁ。いじめられたり怒鳴られたりするのが不安で中学へ行きたくない気持ちなんだね」と無条件に受け止めてあげてください。そして、本当に評判通りの中学校なら、そこは保護者の出番。中学校に出向いて、毅然とした態度で話をしてくる必要があるかもしれませんね。

シリーズ連載
【教育Q&A】~中学進学編~case10


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