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やっぱり出番がない娘

Q. 小学5年生の娘と3年生の息子がいます。先日運動会がありました。息子は、そこそこ足が速いんですが、娘の方は、どう見てもクラスのお荷物。4チームで走る全員リレーで2人に抜かれ2位から4位に。娘だけのせいではないんでしょうが、結局チームは最後まで挽回できずに4位。撮ったビデオを見ようともしません。

11月には音楽会があります。学年全員の合奏で4人が担当するシロフォンに立候補したらしいのですが、クラスでの投票で負けてしまって、結局大勢いるリコーダー。息子の方は、学年で1人の打楽器。学校も、全員に出番を作るといいながら、出番がない子はやっぱり出番がない。楽しいはずの行事も娘には苦痛でしかないようで、なんと言ってやったらいいのか…。

 

A. 人の生活、体格そして能力は、遺伝と環境に よって大きく変わります。親は姉と弟は同じ遺伝子 のはず、同じ環境で育ったはずと思うのですが、 よく思い出してみるとずいぶん違う育て方をして いることに気づきます。

まず1つ目は「出生順位」です。生まれた順によって姉弟で全く性格、能力が異なる場合も珍しくありません。医師や社長には長男・長女が多く、スポーツ選手やコメディアンには末っ子が多いという調査もあります。親の子どもに対する接し方は、出生順位によって、全く違っていることがあるのです。特に最初の子どもは親にとって出産も育児も初めての経験なので慣れないことも多く、心配や不安でつい神経質になりがちです。それに比べて下の子は、親も育児に慣れ、気持ちにゆとりを持って育てることができるので、子どもの能力も違ってきます。

2つ目は「子どもに投げる言葉」です。親は何気なく「お姉ちゃんだから我慢して」「お姉ちゃんだから弟の面倒をみてあげて」などと口にしているので、「お姉ちゃん」としての役割を期待されているという「発達期待」がその子に様々な形で影響を与えます。上の子にとっては、弟の誕生で、それまで親の愛情を全部受けていたのが大きく変わり、下の子にヤキモチを焼いたり、急に幼い行動をとる「退行」が現れたりもします。これも姉弟の能力差につながります。

そして3つ目は、「女の子・男の子」に対する親の育て方の姿勢や考え方です。差別したつもりはないのに長い歴史の中で培われた「男女不平等」の文化が無意識のうちに出てしまいます。母親は男の子と女の子では、男の子をより可愛がってしまうという心理も現れがちです。こうしたことから娘さんは「私なんか何をやってもダメ」と思い込んでしまっている様子です。出番を作れるのは学校ばかりではありません。どうか今日から、ご家庭でも娘さんの出番をたくさん作る努力をしてください。そして負けても「立候補した勇気」を認めてあげてください。2人に抜かれても「全力を尽くした努力」を認めてください。「ほめる」のではなく、「勇気」や「努力」や「娘さんの存在自体」を大切にしているという態度を示してください。5年生という学年は、女の子にとって初潮を迎え大人になる準備の大切な時期です。甘え足りないようならたっぷり甘えさせることも、様々な能力を伸ばす要素になります。娘さんの潜在能力を信じましょう。

シリーズ連載
【教育Q&A】~姉弟編~case08


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