たまログ ~さいたまブログ~

さいたま・上尾市で37万部。地域密着型フリーペーパー!誌面連動型ブログ

兄のキスを見た娘が心配…

Q. 中学2年生の息子と小学6年生の娘がいます。最近息子の帰りが遅いなあと思っていたのですが、先日娘が帰ってくるなり「お兄ちゃんが彼女とキスしてるの見ちゃった」と。息子に「彼女ができたらしい」という話は、娘から聞いていたので、うすうす気づいてはいましたが、相手の女の子がどんな子なのかも知らないうちに、いきなりキスの話だったのでさすがにちょっと動揺しました。

 

でも、私が気になっているのは、息子のことより娘のことです。兄のそんな姿を見て、娘のテンションがかなり上がっていて、「お兄ちゃん、いいなあ…」とか「どこにデートに行くの?」とか、兄妹でそんな話ばかりしてるみたいなんです。娘はまだ小学生ですし、女ですから、何かあったらと気になってしまって…。

 

 

 

A. 思春期に恋や愛、そして性に興味を持つことはとても正常なことです。あなたは、性に関して被害者として扱われることの多い娘さんのことを気にしていらっしゃいますが、娘さんも6年生、まだ充分とは言えないけれど今、心も身体も必死で大人になろうと努力しているところです。

「女だから」と特別な意識を持つのではなく、男の子と同じように性についてのトレーニングを積んでいると見てあげてはいかがでしょう。私たち人間も他の動物と同じく、自分の遺伝子を後世につないでいこうとしています。子どもたちの多くは5年生か6年生くらいの年齢で心と体に大変革が起き、女の子は初潮、男の子は精通を迎えるのです。この時期は人の一生のなかでとても大切な時期です。自分自身もこの大変革の中でうろたえ、はっきりした理由もなくイライラしたり、モヤモヤしたりします。複雑な感情に突き動かされ、突然母親に「うるさい!」と怒鳴ってびっくりさせたりもします。

このような思春期を「第二の誕生」とも言い、自分や他者に対する見方を変えたり、行動範囲を広げたりして、生理的に成熟していく時期なのです。兄のキスをうらやましく思ったり、恋の成り行きに興味を持ったりしているのは、娘さんの性感情が順調に育ってきている証拠ですね。私たちは一人で生きているのではなく、他者と助け合い支え合いながら生きていく存在であること、同時に自分が他者とは違う独自な存在であることに気づいていく時期でもあるのです。同性同士の仲良しクラブのような友情から、来たるべき異性との出会いに備えリハーサルをしているとお考えください。娘さんにはモデルになるお兄さんがいて、きっといいトレーニングになっていると思います。

娘さんが人として正常な発達段階を迎えていると温かく見守ってあげてください。この時期、お二人とも心身の変化が急激に起こり、大人への移行のため、適応に多くのエネルギーを必要としています。愛や性を親や周囲が不快感や過度な羞恥心を持って押さえつけたり、からかったりすると、大人になって異性との間に「give and take」のいい関係が持てなくなってしまいます。罪障感なしに異性との交流が楽しめる大人になるために大切なことと考え、性に伴う妊娠や出産の話題も、禁止事項としてではなく、お話をしてみてください。

シリーズ連載
【教育Q&A】~小学校高学年編~case04


運営者:(株)さいたまPRセンター

〒330-0063 さいたま市浦和区高砂4-4-12 第3岡昭ビル202 TEL 048-789-6005 FAX 048-789-6510 E-Mail mail@tamalog.jp
※2015年5月1日より上記へ移転しました。

たまログ ~さいたまブログ~

記事RSS - ログイン